種名：Nephrolenellus geniculatus年代：古生代カンブリア紀前期産地：Pioche Shale,Nevada,USA
前期カンブリア紀の世界的な産地であるPioche Shaleの希少種です。北米産カンブリア紀三葉虫でも特に希少性と人気のある、オレネルス亜目の三葉虫です。この種は大きく発達する頬棘と、体節の中央辺りから尾に向かって生える一対の棘が特徴です。多くの種は尾棘が発達していますが、ネフロレネルスは例外的にありません。ぱっと見た感じでは、原生のカブトガニを小さくしたような印象を受けます。
欠損しやすい自由頬や特徴的な棘も両方残っています。非常に繊細な構造をしておりますが、丁寧にサンドブラスターでクリーニングされています。大きさは２センチ弱で、本種の平均サイズです。
母岩は真っ平な長方形に切り分けられており、見ごたえがあります。上部に何かの部分化石が残っています。割ったままの無補修です。ぜひご検討ください。